ワールドカップ・ドイツ2006 グループリーグ 第9日目
●FIFAワールドカップ・ドイツ2006 グループリーグ
大会9日目の17日はD・E組の計3試合が行なわれ、D組のポルトガルが2連
勝を飾りグループリーグ突破を決めた。
6月17日
≪グループD≫
勝てば勝ち抜けが決まるポルトガルは、初戦でメキシコに敗れたイランと対戦
した。
ポルトガルは圧倒的な攻撃力で序盤から再三ゴールに迫ったが、イランも必死
の守備で応戦。前半を0-0で折り返す。しかし迎えた後半18分、フィーゴの
左からのパスを中央で受けたデコがミドルシュートを決めて先制。同35分には
フィーゴがエリア内で倒され得たPKをC.ロナウドが落ち着いて沈め、2-
0と突き放した。
この結果、ポルトガルは勝点を6に伸ばし、3位となった66年大会以来40年ぶ
りの決勝ラウンド進出。2連敗のイランは最終戦を前にグループリーグ敗退が
決まった。
フランクフルト(観衆:48,000人)
ポルトガル 2-0 イラン
得点【ポ】デコ(63)C.ロナウド(80)
警告【ポ】パウレタ(44)デコ(48)コスチーニャ(61)
【イ】ネクナム※(20)マダンチ(32)カエビ(73)
ゴルモハマディ(88)
※累積2枚で次戦出場停止
[ポルトガル]
GK:1リカルド
DF:5フェルナンド・メイラ、16リカルド・カルバーリョ、13ミゲウ
14ヌノ・バレンチ
MF:6コスチーニャ、7フィーゴ(11シモン 88分)17C.ロナウド
18マニシェ(8ペチ 67分)20デコ(19チアーゴ 80分)
FW:9パウレタ
[イラン]
GK:1ミルザプール
DF:4ゴルモハマディ(3バフティアリザデ 89分)5レザエイ、13カエビ
20ノスラティ
MF:2マハダビキア、6ネクナム、8カリミ(7ザンディ 65分)
14タイムリアン、21マダンチ(11ハティビ 66分)
FW:9ハシェミアン
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国名 試 勝 分 負 得 失 点
1 ポルトガル 2 2 0 0 3 0 6
2 メキシコ 2 1 1 0 3 1 4
3 アンゴラ 2 0 1 1 0 1 1
4 イラン 2 0 0 2 1 5 0
*ポルトガルは決勝ラウンド進出
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≪グループE≫
初出場のガーナが強豪チェコを2-0で下し、W杯初勝利を挙げた。
ガーナは開始早々2分、アピアーのアシストからギアンが左足で先制点をマー
ク。後半20分にはギアンがPKを外したが、その後もウィファルシを退場で欠
いたチェコを攻め立てると、後半37分、ムンタリがダメ押しの2点目を決めた。
初戦で米国に快勝したチェコはガーナの激しいプレスにあい、持ち前のパスワ
ークを発揮できず苦戦。後半1分にはネドビェドのヘディングシュートがネッ
トを揺らしたものの、これはオフサイドの判定。GKチェフの好セーブで終盤
まで1失点に抑えたが、残り8分となったところで決定的な2失点目を許して
しまった。
イタリア対米国戦は両チーム合わせて3人の退場者が出る乱戦。1-1の引き
分けに終わり、勝点1を分け合った。
試合は立ち上がりから米国ペースで進んだものの、先制したのはイタリア。前
半22分、ピルロのFKにジラルディーノが頭で合わせて決めた。イタリアはこ
れで主導権を掴むかと思われたが、同27分にセットプレーからOGで失点する
と、その1分後にはデロッシが相手選手に肘打ちを見舞って一発退場。米国が
2人の退場者を出し9人となった後半は中盤を支配したが、相手の堅守を最後
まで崩せなかった。
22日の最終戦では、勝点4で首位のイタリアと同3で2位のチェコ、同じく勝
点3で3位のガーナと同1で4位の米国がそれぞれ決勝ラウンド進出を賭けて
激突する。
カイザースラウテルン(観衆:45,000人)
チェコ 0-2 ガーナ
得点【ガ】ギアン(2)ムンタリ(82)
退場【チ】ウィファルシ(65)
警告【チ】ロクベンツ※(49)
【ガ】O.アッド(18)エシアン(37)ギアン(66)ボアテング(75)
ムンタリ※(85)モハメド(89)
※累積2枚で次戦出場停止
[チェコ]
GK:1チェフ
DF:2グリゲラ、6ヤンクロフスキー、21ウィファルシ、22ロゼフナル
MF:4ガラセク(19ポラク 46分)10ロシツキー、11ネドビェド
8ポボルスキー(17シュタイナー 56分)
20プラシル(7シオンコ 68分)
FW:12ロクベンツ
[ガーナ]
GK:22キングストン
DF:5メンサー、7イリアス、13モハメド、15パントシル
MF:8エシアン、10アピアー、11ムンタリ
20O.アッド(9ボアテング 46分)
FW:3ギアン(13ピムポン 85分)14アモアー(18E.アッド 80分)
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ケルン(観衆:46,000人)
イタリア 1-1 米国
得点【イ】ジラルディーノ(22)
【米】ザッカルド(27OG)
退場【イ】デロッシ(28)
【米】マストロエーニ(44)ポープ(47)
警告【イ】トッティ(5)ザンブロッタ(70)
【米】ポープ(21、47)
[イタリア]
GK:1ブッフォン
DF:2ザッカルド(7デルピエロ 54分)5カンナバーロ、13ネスタ
19ザンブロッタ
MF:4デロッシ、10トッティ(8ガットゥーゾ 35分)20ペロッタ
21ピルロ
FW:9トニ(15イアキンタ 61分)11ジラルディーノ
[米国]
GK:18ケラー
DF:3ボカネグラ、4マストロエーニ、6チェルンドロ、22オニェウ
23ポープ
MF:8デンプシー(17ビーズリー 62分)10レイナ
15コンベイ(13コンラッド 52分)21ドノバン
FW:20マクブライド
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国名 試 勝 分 負 得 失 点
1 イタリア 2 1 1 0 3 1 4
2 チェコ 2 1 0 1 3 2 3
3 ガーナ 2 1 0 1 2 2 3
4 米国 2 0 1 1 1 4 1
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【得点ランキング】
1 クレスポ(ARG) 2ゴール
1 デルガド(ECU) 2ゴール
1 ケーヒル(AUS) 2ゴール
1 ビジャ(ESP) 2ゴール
1 テノリオ(ECU) 2ゴール
1 ロドリゲス(ARG) 2ゴール
1 クローゼ(GER) 2ゴール
1 ロシツキー(CZE) 2ゴール
1 ブラボ(MEX) 2ゴール
1 ワンチョペ(CRC) 2ゴール
11 ジラルディーノ(ITA)1ゴール
11 ギアン(GHA) 1ゴール
11 ムンタリ(GHA) 1ゴール
11 デコ(POR) 1ゴール
11 C.ロナウド(POR) 1ゴール
ほか33名
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【6月18日対戦カード】
≪グループF≫
日本 vs クロアチア(15時/日本時間22時)
ブラジル vs オーストラリア(18時/日本時間25時)
≪グループG≫
フランス vs 韓国(21時/日本時間28時)
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■W杯 日本代表は加地が先発へ、中村も出場
初戦のオーストラリア戦を落とし、もう後がない日本代表では、MF加地亮が
右足首のねん挫から回復。18日のクロアチア戦で先発復帰するとみられている。
また、発熱するなど体調を崩していた司令塔の中村俊輔も、17日の公式練習に
フル参加。太ももや左足親指に故障もあるが、クロアチア戦出場には問題ない
という。
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■W杯 クロアチア代表N.コバチ、日本戦出場へ
13日のブラジル戦で負傷退場したクロアチア代表の主将ニコ・コバチが、18日
の日本戦に出場する見込みとなった。
ニコ・コバチはブラジル戦で右脇腹を負傷し、前半40分で途中交代。まだ痛み
は残っているとしながらも前日練習ではフルメニューをこなしており、グルー
プFの第2戦となる日本戦には出場するとみられている。
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■W杯 イタリア代表カンナバーロ「まだ僕らが首位だ」
退場のデロッシ、OGのザッカルドについても語る
アズーリのキャプテン、ファビオ・カンナバーロはチームメイトを支えている。
「僕たちはまだ首位だ。みんなにそう言ったよ」。
米国戦に引き分けたことで、イタリアはグループE最終戦のチェコ戦を余裕を
持って迎えることができなくなってしまった。
カンナバーロは『RAIウーノ』のインタビューで次のように語った。
「とにかく気持ちを落ち着けて、集中することだ。疲れていたかって? 確か
に初戦は精神的に大きなエネルギーを消費する試合だったし、そういう試合の
あとに力を取り戻すのは難しい。後半はもっとやれてもおかしくなかったけれ
ど、米国の戦いぶりも素晴らしかった」。
退場処分を受けたダニエレ・デロッシと、同点のオウンゴールを決めてしまっ
たザッカルド。試合を左右したこの二人についてはカンナバーロは次のように
話した。
「デロッシはミスを犯してしまったが、それは彼自身も分かっていること。み
んなで一斉に批判しても仕方がない。ザッカルドには、オウンゴールのことは
忘れて頭をすっきりさせるように言ったよ。試合の中でこういうミスをしてし
まうことはある。とにかく落ち着くことだ」。
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■W杯 セルビア・モンテネグロのペトコビッチ監督が辞任
アルゼンチン戦の大敗(0-6)は、セルビア・モンテネグロに深い爪跡を残
した。イリヤ・ペトコビッチ監督は17日、チームの帰国後すぐに辞任する意思
を明らかにした。
キャンプ地のビレベックでペトコビッチは次のように語った。
「国に帰ったらすぐに辞任を発表する。今辞めるべきかって? そうは思わな
い。0-6という結果は残念だが、誰かに対して謝る必要はない。サッカーと
はこういうもの。それに、予選では我々は非常に良い戦いをしていた。水曜日
のコートジボワール戦が私にとってワールドカップでの最後の試合となる」。
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■サラゴサがダレッサンドロ獲得
サラゴサ(スペイン)は17日、来季の戦力補強として、ボルフスブルク(ドイ
ツ)のアルゼンチン代表MFアンドレス・ダレッサンドロ(25)をレンタル移
籍で獲得したと発表した。契約期間は1年だが、完全移籍のオプション付き。
両者はシーズン終了後に4年契約を結ぶことができる。
2003年にボルフスブルクに加入したダレッサンドロ。昨季後半はポーツマス
(イングランド)でレンタル選手としてプレーしチームの降格を救い、ファン
にも人気があった。
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編集後記:ワールドカップドイツ大会第9日の試合について
イラン ポルトガルに良いところなく破れ敗退
ガーナ チェコに完勝
米国 イタリアの攻撃を耐え切ってドロー