FIFAワールドカップ・ドイツ2006 グループリーグ 第2日
●FIFAワールドカップ・ドイツ2006 グループリーグ
大会2日目の10日は各地で3試合が行なわれ、優勝候補のイングランド、アル
ゼンチンなどが登場した。
6月10日
≪グループB≫
40年ぶりの世界王者を狙うイングランドは、フランクフルトでパラグアイと対
戦。前半3分に左サイドでFKを得ると、キッカーはベッカム。ゴール前で急
激に落ちたボールは相手DFの頭をかすめてネットに吸い込まれ、イングラン
ドが先制する。
対するパラグアイはバルデスらが再三ゴールに迫るも、堅守に阻まれ無得点。
イングランドもランパードのミドルシュートなどでチャンスを作りながら、そ
の後は追加点を奪えなかったが、1-0と白星スタートを切った。
北欧の雄スウェーデンは、初出場のトリニダード・トバゴと対戦した。
0-0の後半1分、相手DFエイベリー・ジョンがビルヘルムソンへの危険な
タックルでこの日2枚目の警告を受け退場。数的優位に立ったが、イブラヒモ
ビッチとラーションの強力2トップは最後まで沈黙。途中出場のFWアルベッ
クもチャンスに決めきれず、まさかのスコアレスドローに終わった。
フランクフルト(観衆:48,000人)
イングランド 1-0 パラグアイ
得点【イ】ガマーラ(3OG)
警告【イ】ジェラード(19)クラウチ(63)
【パ】バルデス(22)
[イングランド]
GK:1ロビンソン
DF:2ネビル、3A.コール、5ファーディナンド
MF:8ランパード、ジェラード、6テリー、7ベッカム
11J.コール(16ハーグリーブス 83分)
FW:21クラウチ、10オーウェン(20ダウニング 56分)
[パラグアイ]
GK:1ビジャール(22ボバディージャ 8分)
DF:5カセレス、3トレド(2ヌニェス 82分)4ガマーラ、21カニサ
MF:6ボネ(23クエバス 68分)10アクーニャ、13パレデス、16リベロス
FW:9サンタクルス、18バルデス
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ドルトムント(観衆:62,959人)
トリニダード・トバゴ 0-0 スウェーデン
退場【ト】A.ジョン(46)
警告【ト】A.ジョン(15、46)ヨーク(74)
【ス】ラーション(89)
[トリニダード・トバゴ]
GK:1ヒスロップ
DF:3A.ジョン、5サンチョ、6ローレンス、8グレイ
MF:7ビルチャール、11エドワーズ、12サムエル(13グレン 53分)
18テオバルド(9ウィットリー 66分)
FW:14S.ジョン、19ヨーク
[スウェーデン]
GK:23シャーバン
DF:3メルベリ、4ルチッチ、5エドマン
MF:6リンデロート(16シェルストレム 78分)7アレクサンデション
8スベンソン(20アルベック 62分)9ユングベリ
21ビルヘルムソン(18ヨンソン 78分)
FW:10イブラヒモビッチ、11ラーション
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国名 試 勝 分 負 得 失 点
1 イングランド 1 1 0 0 1 0 3
2 スウェーデン 1 0 1 0 0 0 1
2 T・トバゴ 1 0 1 0 0 0 1
4 パラグアイ 1 0 0 1 0 1 0
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≪グループC≫
アルゼンチンは初出場のコートジボワールを2-1で退け、『死のC組』突破
に向け順調な滑り出しを見せた。
前半24分にリケルメのFKのこぼれ球をクレスポが押し込み先制すると、同38
分にはリケルメの絶妙なスルーパスにサビオラがオフサイドぎりぎりのタイミ
ングで抜け出し追加点。後半37分に相手FWドログバに決められ1点差と迫ら
れたが、その後の猛攻を凌ぎきり2-1と競り勝った。
ハンブルク(観衆:49,480人)
アルゼンチン 2-1 コートジボワール
得点【ア】クレスポ(24)サビオラ(38)
【コ】ドログバ(82)
警告【ア】サビオラ(41)エインセ(49)ゴンサレス(81)
【コ】エブエ(62)ドログバ(89)
[アルゼンチン]
GK:1アボンダンシエリ
DF:2アジャラ、3ソリン、6エインセ、21ブルディッソ
MF:5カンビアッソ、10リケルメ(16アイマール 89分)8マスケラーノ
18ロドリゲス
FW:7サビオラ(22ゴンサレス 75分)9クレスポ(14パラシオ 64分)
[コートジボワール]
GK:1ティジエ
DF:3ボカ、4K.トゥーレ、12メイテ、21エブエ
MF:2アカレ(14K.コネ 62分)5ゾコラ
18ケイタ(9A.コネ 77分)19Y.トゥーレ
FW:8カルー(15ディンダン 55分)11ドログバ
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国名 試 勝 分 負 得 失 点
1 アルゼンチン 1 1 0 0 2 1 3
2 S・モンテネグロ 0 0 0 0 0 0 0
2 オランダ 0 0 0 0 0 0 0
4 コートジボワール 1 0 0 1 1 2 0
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☆得点ランキング
1 クローゼ(GER) 2ゴール
1 ワンチョペ(CRC) 2ゴール
3 デルガド(ECU) 1ゴール
3 クレスポ(ARG) 1ゴール
3 ドログバ(CIV) 1ゴール
3 フリングス(GER) 1ゴール
3 ラーム(GER) 1ゴール
3 サビオラ(ARG) 1ゴール
3 C.テノリオ(ECU)1ゴール
ちょっと気になるチームの国別コード(xxx)は以下のところで確認できます。
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【6月11日対戦カード】
≪グループC≫
セルビア・モンテネグロ vs オランダ(15時/日本時間22時)
≪グループD≫
メキシコ vs イラン(18時/日本時間25時)
アンゴラ vs ポルトガル(21時/日本時間28時)
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■W杯 クロアチア代表オリッチがブラジル戦欠場
日本とともにグループFに入っているクロアチア代表のズラトコ・クラニチャ
ル監督は9日、FWオリッチが右太もも痛のため初戦のブラジル戦(13日)を
欠場すると発表した。第2戦の日本戦(18日)には出場できる見込みという。
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■W杯 イラン代表ザンディがメキシコ戦欠場
イラン代表MFフェリドーン・ザンディが、11日にニュルンベルクで行なわれ
るグループD初戦のメキシコ戦を欠場することになった。ザンディは右足の筋
肉を痛めており、復帰は17日の第2戦、ポルトガル戦となる見込みという。
なお、先週木曜日に負傷したDFサタール・ザレはほぼ回復。検査でも異常は
認められず、メキシコ戦にも出場できるとみられている。
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■W杯 チェコ代表バロシュが米国戦欠場へ
チェコ代表FWミラン・バロシュが、12日に行なわれるグループE初戦の米国
戦を欠場する見通しになった。
バロシュは3日のトリニダード・トバゴとの親善試合(3-0)で足を負傷。
重傷ではないものの大事をとって治療に専念し、照準を第2戦以降に合わせる
とみられている。
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■W杯 コスタリカ代表DFマルティネスが離脱
コスタリカ代表のアレシャンドレ・ギマリャインス監督は10日、DFヒルベル
ト・マルティネスが左脚の負傷のため離脱したと発表した。
ヒルベルトは9日に行なわれた開幕戦のドイツ戦で左脚に痛みを訴え、後半21
分に途中交代。検査の結果、腱炎で今後のワールドカップ出場は無理と診断さ
れた。
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■W杯 トーゴ代表フィスター監督が辞任
代表選手とサッカー協会の報奨金を巡る対立を理由に、トーゴ代表のオットー
・プフィスター監督(68)が辞任した。
トーゴ代表はワールドカップに向け1ヶ月以上前からドイツ国内で合宿を行な
ってきたが、報奨金について選手と協会が対立。プフィスター氏は今年2月、
報奨金問題が解決することを前提に監督に就いていたため、選手のストライキ
決行という事態を受け、「これではプロとして仕事を続けられない」と辞任を
決断した。
トーゴサッカー協会は10日、このドタバタ劇が真実であることを認めるととも
に、アシスタントコーチを務めていたコドジョビ・マウエナ氏を後任に据えた
ことを発表。チームは13日に韓国とグループG初戦を戦い、その後、スイス
(19日)フランス(23日)の順に対戦する。