サッカー　つれづれなるままに

●ＦＩＦＡワールドカップ・ドイツ2006　グループリーグ

大会８日目の16日はＣ・Ｄ組の計３試合が行なわれ、アルゼンチンとオランダ
がグループリーグ突破を決めた。

６月16日
≪グループＣ≫
20年ぶりの優勝を狙うアルゼンチンは、退場者を出し10人となったセルビア・
モンテネグロに６－０と圧勝。１試合を残して決勝ラウンド進出を決めた。
前半６分、アルゼンチンは中盤での細かいパス回しから、最後はサビオラのス
ルーパスをロドリゲスが決め先制。同31分にはクレスポの絶妙なヒールパスを
受けたカンビアッソが追加点を奪う。さらに41分、サビオラのシュートのこぼ
れ球をロドリゲスが押し込み、前半を３－０で折り返す。
欧州予選で１失点と鉄壁のディフェンスを崩されたセルビア・モンテネグロも
後半立ち上がりから攻勢に出たが、20分にケジュマンが一発退場。これで数的
優位に立ったアルゼンチンは33分、途中出場のメッシのお膳立てでクレスポが
今大会２点目を決め４－０。39分にはテベスがドリブル突破で持ち込みシュー
ト。最後は終了直前、メッシがドリブルで上がり、アルゼンチン史上最年少ゴ
ールを決めた。

初戦でセルビア・モンテネグロを下したオランダは、負ければ後がないコート
ジボワールと対戦した。
試合はコートジボワールペースで進んだが、先制したのはオランダ。前半23分、
ファンペルシーが得たＦＫを自ら決めた。さらにその４分後にはロッベンのド
リブル突破から、最後はファンニステルローイが追加点。２点のビハインドを
負ったコートジボワールも前半38分、左サイドでパスを受けたＢ．コネがドリ
ブルで上がりそのままシュート。１点差と迫った。
これで勢いを増したコートジボワールはさらにＡ．コネ、メイテ、ヤピらが次
々とシュートを放ったが、ゴールには至らず。結局オランダが２－１と逃げ切
り２連勝。勝点６でグループリーグを突破した。

ゲルゼンキルヒェン（観衆：52,000人）

アルゼンチン　６－０　セルビア・モンテネグロ
　得点【ア】ロドリゲス（6、41）カンビアッソ（31）クレスポ（78）
　　　　　　テベス（84）メッシ（88）
　警告【ア】クレスポ（36）
　　　【セ】コロマン（7）ナジ（27）クルスタイッチ（42）
　退場【セ】ケジュマン（65）

［アルゼンチン］
ＧＫ：１アボンダンシエリ
ＤＦ：２アジャラ、３ソリン、６エインセ、21ブルディッソ
ＭＦ：22ゴンサレス（５カンビアッソ　17分）10リケルメ、８マスケラーノ
　　　 18ロドリゲス（19メッシ　75分）
ＦＷ：７サビオラ（11テベス　59分）９クレスポ

［セルビア・モンテネグロ］
ＧＫ：１イェブリッチ
ＤＦ：６ガブランチッチ、20クルスタイッチ、15ドゥディッチ
ＭＦ：４ドゥリャイ、７コロマン（21リュボヤ　50分）10スタンコビッチ
　　　11Ｐ．ジョルジェビッチ、17ナジ、17ナジ（２エルギッチ　46分）
ＦＷ：８ケジュマン、９ミロシェビッチ（18ブキッチ　70分）
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シュツットガルト（観衆：52,000人）

オランダ　２－１　コートジボワール
　得点【オ】ファンペルシー（23）ファンニステルローイ（27）
　　　【コ】バカリ・コネ（38）
　警告【オ】ロッベン（34）マタイセン（35）ランザート（89）
　　　【コ】ゾコラ（25）ドログバ（41）ボカ（66）

［オランダ］
ＧＫ：１ファンデルサール
ＤＦ：４マタイセン、５ファンブロンクホルスト
　　　 13オーイヤー（３ブーラルズ　46分）14ヘイティンガ
ＭＦ：８コク、18ファンボメル
　　　 20スナイダー（10ファンデルファールト　50分）
ＦＷ：９ファンニステルローイ（６ランザート　73分）11ロッベン
　　　 17ファンペルシー

［コートジボワール］
ＧＫ：１ティジエ
ＤＦ：３ボカ、４Ｋ．トゥーレ、12メイテ、21エブエ
ＭＦ：５ゾコラ、19Ｙ．トゥーレ、22ロマリック（10ヤピヤポ　62分）
ＦＷ：11ドログバ、９Ａ．コネ（２アカレ　73分）
　　　 14Ｂ．コネ（15ディンダン　62分）
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　国名　　　　　　　 試　 勝　 分　 負　 得　 失　 点
1　アルゼンチン　　　 2　　2　　0　　0　　8　　1　　6
2　オランダ　　　　　 2　　2　　0　　0　　3　　1　　6
3　コートジボワール　 2　　0　　0　　2　　2　　4　　0
4　Ｓ・モンテネグロ　 2　　0　　0　　2　　0　　7　　0
＊アルゼンチン、オランダは決勝ラウンド進出
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≪グループＤ≫
初戦でイランとの接戦を制したメキシコは、初出場のアンゴラに守りきられ、
まさかのスコアレスドローに終わった。
立ち上がりから主導権を握り、試合を支配したメキシコ。後半34分にはアンゴ
ラのＭＦアンドレが２度目の警告で退場となり数的優位に立ったが、相手ＧＫ
ジョアン・リカルドの好セーブもあり、最後までゴールを奪えなかった。
この結果、メキシコは勝点４で暫定ながらＤ組首位をキープ。アンゴラは初の
勝点を獲得し、３位につけた。

ハノーバー（観衆：43,000人）

メキシコ　０－０　アンゴラ
　退場【ア】アンドレ（79）
　警告【メ】ピネダ（59）
　　　【ア】デルガド（13）アンドレ（44、79）ゼ・カランガ（50）
　　　　　　ジョアン・リカルド（86）

［メキシコ］
ＧＫ：１サンチェス
ＤＦ：３サルシド、４マルケス、５オソリオ、16メンデス
ＭＦ：６トラド、７ジーニャ（21アレヤノ　52分）８パルド
　　　 14ピネダ（11モラレス　78分）19ブラボ
ＦＷ：10フランコ（17フォンセカ　74分）

［アンゴラ］
ＧＫ：１ジョアン・リカルド
ＤＦ：３ジャンバ、５カリ、20ロコ、21デルガド
ＭＦ：８アンドレ、７フィゲイレド（15ルイ・マルケス　73分）14メンドンサ
　　　 11マテウス（９マントラス　68分）17ゼ・カランガ（６ミロイ　83分）
ＦＷ：10アクワー
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　国名　　　　 試　 勝　 分　 負　 得　 失　 点
1　メキシコ　　 2　　1　　1　　0　　3　　1　　4
2　ポルトガル　 1　　1　　0　　0　　1　　0　　3
3　アンゴラ　　 2　　0　　1　　1　　0　　1　　1
4　イラン　　　 1　　0　　0　　1　　1　　3　　0

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【得点ランキング】

1　クレスポ（ARG）　　　２ゴール
1　デルガド（ECU）　　　２ゴール
1　ケーヒル（AUS）　　　２ゴール
1　ビジャ（ESP）　　　　２ゴール
1　ロシツキー（CZE）　　２ゴール
1　テノリオ（ECU）　　　２ゴール
1　ロドリゲス（ARG）　　２ゴール
1　クローゼ（GER）　　　２ゴール
1　ブラボ（MEX）　　　　２ゴール
1　ワンチョペ（CRC）　　２ゴール

ちょっと気になるチームの国別コード（xxx）は以下のところで確認できます。
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【６月17日対戦カード】

≪グループＤ≫
　ポルトガル vs イラン（15時／日本時間22時）

≪グループＥ≫
　チェコ vs ガーナ（18時／日本時間25時）
　イタリア vs 米国（21時／日本時間28時）

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■Ｗ杯　イタリア代表ピルロ「夢の舞台。最高の結果がほしい」
　「米国戦も大事だがチェコ戦はそれ以上重要」

イタリア代表ＭＦアンドレア・ピルロが、デュイスブルクのキャンプ地で次の
ように語った。
「イタリアはこれまでのところ最も良いプレーをしているチームだろう。僕た
ちはすごくよくまとまっている。ブラジルは苦戦していたし、他もそういうチ
ームが多かった。初戦には大きなプレッシャーがかかる。それでも、ブラジル
には一つのプレーで試合を決められる選手がたくさんいる。アルゼンチンも良
かったと思う。その他の強豪国も試合には勝ってはいたけれど、多少の問題が
感じられたね」。

「決勝ラウンドに勝ち進むには米国戦（17日）で勝点３を獲ることが大事だけ
れど、決定的な意味を持つのはもちろん（最終戦の）チェコ戦だ。しかし米国
からすればイタリア戦は絶対に勝たなければならない試合だから、十分に注意
しなければならない」。

「ずっとワールドカップでプレーすることを夢見て育ってきたんだ。今その夢
を叶えることができたけれど、ここまで来たからには最高の結果が欲しい。目
標はできる限り上に進むこと。そのために全力を尽くすよ」。

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■Ｗ杯　フランス代表マルダが出場準備ＯＫ

フランス代表のＭＦフローラン・マルダは、日曜日（18日）にライプツィヒで
行なわれる韓国戦に向け出場の準備が整った。そう明らかにしたのはレイモン
・ドメネク監督。
「マルダは通常通りの練習を再開しており、他の選手と同じことができるよう
になっている。つまり、試合でもプレーできるということだ。今のフランスは
全選手が非常に良いコンディションを維持している」。

マルダは13日に行なわれた初戦のスイス戦を欠場。試合は０－０という失望の
残る結果に終わっていた。ドメネク監督は負傷者に関する情報をメディアに公
表していないため、ドクターがどのような判断を下したのかは不明。マルダは
木曜日に行なわれたレギュラー組とリザーブ組の紅白戦で復帰を果たした。

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■Ｗ杯　イブラヒモビッチはイングランド戦欠場濃厚

スウェーデン代表のエースＦＷズラタン・イブラヒモビッチが、股関節痛のた
めグループリーグＢ組最終戦のイングランド戦（20日）を欠場する可能性が出
てきた。
パラグアイ戦（15日）前のウォームアップ中に違和感を覚えたイブラヒモビッ
チ。試合にはそのまま出場したが、痛みが治まらず前半だけでベンチに下がっ
ていた。

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■ヘタフェがマラガから２選手を獲得

スペイン・リーガエスパニョーラのヘタフェは17日、来季から２部に降格する
マラガからＤＦアレクシス・ルアノ（21）とＭＦナチョ（25）を獲得したと発
表した。

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■パレルモとサンプドリアがＤＦトレード

イタリア・セリエＡのパレルモとサンプドリアが選手のトレードを行なった。
パレルモはイタリア代表経験もある左ＳＢマルコ・ピザーノ（24）をサンプド
リアから獲得。サンプドリアはＤＦピエトロ・アカルディ（23）を獲得した。

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編集後記：ワールドカップドイツ大会第８日の試合について

アルゼンチン　セルビア・モンテネグロに大勝
オランダ　粘るにコートジボワール辛勝
メキシコ　アンゴラに痛い引分